日日是好日EVERY DAY A GOOD DAY
邦画2018年ドラマ2010年代樹木希林

日日是好日

何も起きませんが、季節の音がずっと鳴っています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
大森立嗣
原作
森下典子
出演
黒木華、樹木希林、多部未華子
上映時間
100分
公開
2018年10月

あらすじ(ネタバレなし)

大学生の典子は、母に勧められて、いとこの美智子と一緒に茶道を習い始めます。教えるのは、近所に住む武田先生です。

最初は意味の分からないことばかりです。なぜ帛紗をこう畳むのか、なぜ湯と水で柄杓の持ち方が違うのか。先生は「理屈じゃないの、そうするものなの」としか言いません。

就職、失恋、父の死。人生の出来事が過ぎていく間も、稽古は毎週続きます。そして24年が経ちます。

ここが見どころ

音の描写

釜の湯の音、雨、蝉。「夏と冬では湯の音が違う」という気づきの場面が、この作品の核です。

樹木希林の先生

厳しくも柔らかい師匠役。公開の3か月前に亡くなっており、遺作のひとつとなりました。

掛け軸の意味

題名の言葉が、最後にようやく意味を持ちます。

この映画について:お茶を習い始めて24年。それだけの話。

この映画の主張は明快です。「意味は後から分かる」。頭で理解しようとせず、まず身体で反復する。それが茶道の教えであり、この作品の構造でもあります。

劇的な展開はまったくありません。それでも100分が短く感じられるのは、季節の描写が正確だからです。

難点は、起伏を求める人には退屈なこと。茶道に興味がないと入りにくい面もあります。

この作品の良さ

  • 季節と音の描写
  • 樹木希林の演技
  • 「意味は後から」という構造

当サイトの評価

4.1/5.0

お茶を習い始めて24年。それだけの話。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.4
音楽4.0
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

受賞
各映画賞 主演女優賞ほか
原作
森下典子 随筆
IMDb
7.1 /10

原作は森下典子の随筆『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』です。

樹木希林は本作の公開前に亡くなっており、出演作のうち最後期のものにあたります。

こんな人におすすめ

  • 静かな映画が好きな人
  • 季節の描写を味わいたい人
  • 樹木希林の出演作を追いたい人

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