幼な子われらに生まれDEAR ETRANGER
邦画2017年家族2010年代三島有紀子

幼な子われらに生まれ

家族ものですが、感動の押し付けは一切ありません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
三島有紀子
脚本
荒井晴彦
原作
重松清
出演
浅野忠信、田中麗奈、寺島しのぶ、南沙良
上映時間
127分
公開
2017年8月

あらすじ(ネタバレなし)

田中信は、離婚を経て再婚しました。妻の奈苗には前の夫との間に二人の娘がおり、いまは新しい家族として暮らしています。

妻の妊娠が分かった頃から、長女の薫が反発するようになります。ある日、彼女は「本当のお父さんに会いたい」と言い出します。

信は前妻との間にも娘がいます。血のつながりとは何か、家族とは何かという問いが、逃げ場なく彼に迫ってきます。

ここが見どころ

荒井晴彦の脚本

登場人物全員に言い分があり、誰も正しくありません。安易な和解を用意しない書き方が徹底しています。

浅野忠信の受け身の演技

怒鳴らず、決断もしない。その煮え切らなさが、この人物の現実味です。

元妻との再会

寺島しのぶが演じる前妻との場面。ここで作品の視野が一段広がります。

この映画について:再婚した家庭で、血のつながらない娘に「本当のお父さんに会いたい」と言われる。

ステップファミリーを扱った日本映画は多くありません。この作品はそれを、感動的な結束の物語にせず、続く困難として描きます。

終盤の着地も、解決ではありません。「とりあえず今日は一緒にいる」という程度の場所に落とす。それが誠実だと思います。

難点は、127分がやや長く、中盤が停滞することです。

この作品の良さ

  • 安易な和解を用意しない脚本
  • 浅野忠信の演技
  • 着地の慎ましさ

当サイトの評価

4.1/5.0

再婚した家庭で、血のつながらない娘に「本当のお父さんに会いたい」と言われる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美3.9
音楽3.8
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

受賞
各映画賞 脚本賞ほか
原作
重松清 小説
IMDb
6.9 /10

国内の映画賞で脚本賞などを受賞しました。

原作は重松清の同名小説です。

こんな人におすすめ

  • 家族の難しさを扱った作品を観たい人
  • 感動の押し付けが苦手な人
  • 浅野忠信の演技を観たい人

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