フェニキアン・スキームTHE PHOENICIAN SCHEME
フェニキアン・スキーム
様式が好きな人には確実に届きます。苦手な人には最後まで無理です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ウェス・アンダーソン
- 音楽
- アレクサンドル・デスプラ
- 出演
- ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプルトン、マイケル・セラ、トム・ハンクス
- 製作国
- アメリカ・ドイツ
- 上映時間
- 101分
- 公開
- 2025年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
1950年代。ヨーロッパ有数の実業家ザ・ザ・コルダは、6度目の暗殺未遂を生き延びたところです。誰もが彼の死を望んでいます。
彼は、修道院で暮らす一人娘リーズルを呼び戻し、遺産の相続人に指名します。彼女は父を信用していません。
父娘は、大規模なインフラ計画への出資を取り付けるため、各地の関係者を訪ね歩くことになります。
ここが見どころ
画面設計
左右対称、平行移動、限定された色。ウェス・アンダーソンの様式は、この作品でも一切崩れません。
白黒の挿入
コルダが死にかけるたびに、モノクロの死後の世界が挟まれます。
ミア・スレアプルトン
ケイト・ウィンスレットの娘にあたる俳優です。修道女姿で全編に出ずっぱりです。
この映画について:暗殺され続ける大富豪が、修道女になった娘を後継者に指名する。
近年のウェス・アンダーソン作品としては、人物の数を絞り、父娘の関係に焦点を当てています。そのぶん分かりやすい。
企業による資源開発への皮肉も含まれていますが、様式の強さに埋もれがちです。
難点は、様式が受け付けない人には最後まで無理なことと、人物が記号的なことです。
この作品の良さ
- 画面設計の徹底
- 父娘に絞った構成
- 101分という長さ
当サイトの評価
4.0/5.0
暗殺され続ける大富豪が、修道女になった娘を後継者に指名する。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 4.8 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.3 |
| 余韻 | 4.0 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- 出品 2025年コンペティション
- IMDb
- 6.8 /10
- 監督
- ウェス・アンダーソン
2025年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されました。
こんな人におすすめ
- ウェス・アンダーソン作品が好きな人
- 画面設計を味わいたい人
- 父娘の話が好きな人
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