MOUNTAIN
プライドと偏見
原作を読んでいなくても大丈夫です。むしろ入口として最適です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ジョー・ライト
- 原作
- ジェーン・オースティン
- 音楽
- ダリオ・マリアネッリ
- 出演
- キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン、ジュディ・デンチ
- 製作国
- イギリス・フランス
- 上映時間
- 127分
- 公開
- 2006年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
18世紀末のイギリス。ベネット家には五人の娘がいますが、財産は男子にしか継げないため、母は娘たちを裕福な家に嫁がせることに必死です。
近所に越してきた資産家ビングリーの舞踏会で、次女エリザベスはその友人ダーシーと出会います。彼の高慢な物言いに、彼女は強い反感を抱きます。
以後、二人は誤解と噂に振り回されながら、互いへの見方を少しずつ書き換えていきます。
ここが見どころ
手のクローズアップ
馬車に乗せる際、ダーシーが手を差し出し、離れたあとに指を握り直す。台詞をひとつも使わずに、恋の始まりを見せます。
舞踏会の長回し
ネザーフィールドの舞踏会を、切らずにカメラが移動して人物から人物へ渡っていく場面。人間関係が一目で分かります。
夜明けの告白
霧の草原で交わされる最後のやりとり。自然光にこだわった撮影の到達点です。
この映画について:手が触れただけで、すべてが伝わる。
従来の映像化が上流の優雅さを強調してきたのに対し、この作品はベネット家を「泥のついた家」として撮ります。豚が家の中を通り、洗濯物が干してある。この生活感が説得力になっています。
キーラ・ナイトレイのエリザベスは快活すぎるという批判もありますが、私はこの解釈で正解だと思います。
難点は、2時間強に収めるために原作の筋がかなり圧縮されていることです。長編ドラマ版と比べると人物の掘り下げは浅い。
この作品の良さ
- 生活感のある美術
- 台詞に頼らない演出
- 音楽と自然光の使い方
当サイトの評価
手が触れただけで、すべてが伝わる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.7 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.3 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 4部門 主演女優賞ほかノミネート
- IMDb
- 7.8 /10
- 原作
- 1813年 ジェーン・オースティン
第78回アカデミー賞で主演女優賞を含む4部門にノミネートされました。
原作は1813年刊行の小説で、映像化は本作以前にも多数あります。1995年のBBCドラマ版と比較して語られることが多い作品です。
こんな人におすすめ
- 古典文学の映像化に入りたい人
- 静かな恋愛映画が好きな人
- 美術と撮影を味わいたい人
配信を探す
各サービスで「プライドと偏見」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。