PARADISO
RAIN MAN
レインマン
描写に古さはありますが、兄弟の距離の描き方はいまも通じます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- バリー・レヴィンソン
- 出演
- ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、ヴァレリア・ゴリノ
- 上映時間
- 133分
- 日本公開
- 1989年2月
あらすじ(ネタバレなし)
自動車輸入業を営むチャーリーは、疎遠だった父の訃報を受けます。しかし遺産の大半は、彼の知らない受取人に渡ることになっていました。
その相手は、施設で暮らす自閉症の兄レイモンドでした。遺産を得るため、チャーリーは兄を勝手に連れ出します。飛行機に乗れない兄のため、二人は車で大陸を横断することになります。
ここが見どころ
弟の動機が不純
チャーリーは最初から最後まで金のために動きます。感動的な動機を与えないことで、変化に説得力が出ます。
習慣の描写
決まった時間の番組、決まった下着、決まった食事。崩せない習慣を丁寧に描くことで、人物が立ち上がります。
この映画について:遺産目当てで連れ出した兄と、一週間の旅。
感動作として売られましたが、実際には弟がほとんど変わらない話です。最後まで彼は自分本位で、ただ兄を手放したくなくなるだけ。そこが良い。
ダスティン・ホフマンの芝居は当時高く評価されましたが、いまの目で見ると自閉症の描き方は類型的です。この点は指摘されるようになっています。
難点はそこと、133分という長さです。ただロードムービーとしての運びは軽快で、退屈はしません。
この作品の良さ
- 不純な動機から始める構成
- 習慣を丁寧に描く人物設計
- ロードムービーとしての軽快さ
当サイトの評価
4.5/5.0
遺産目当てで連れ出した兄と、一週間の旅。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.5 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 5.0 |
| 余韻 | 4.5 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 4冠 作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞
- IMDb
- 8.0 /10
- 影響
- 議論 自閉症の一般的イメージを作った
第61回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞を受賞しました。自閉症についての一般的なイメージを広く作った作品でもあり、その影響については現在も議論があります。
こんな人におすすめ
- 兄弟の話が好きな人
- ロードムービーが好きな人
- 俳優の芝居を観たい人
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