ザ・ルーム・ネクスト・ドアTHE ROOM NEXT DOOR
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
重い題材ですが、画面は驚くほど明るく美しいです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ペドロ・アルモドバル
- 原作
- シーグリッド・ヌーネス
- 出演
- ティルダ・スウィントン、ジュリアン・ムーア、ジョン・タトゥーロ
- 製作国
- スペイン・アメリカ
- 上映時間
- 107分
- 公開
- 2025年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
ニューヨーク。作家のイングリッドは、新刊のサイン会で、旧友マーサが重い病であることを知ります。
かつて同じ雑誌で働いていた二人は、長く連絡を取っていませんでした。病室を訪ねたイングリッドに、マーサはある頼みごとをします。
彼女は治療をやめ、自分で最期を決めるつもりでした。「そのとき、隣の部屋にいてほしい」。
ここが見どころ
色彩
赤、緑、黄。死を扱いながら、画面は一貫して鮮やかです。この落差が作品の質感を決めています。
二人の会話
回想や逸話が長く挟まります。物語を進めることより、時間を共有することが優先されます。
終盤の椅子
説明のない一つのカット。それだけで何が起きたかが分かります。
この映画について:「隣の部屋にいてほしい」。友人からの、最後の頼み。
アルモドバル初の英語長編です。台詞は文学的で、演劇のようにも聞こえます。そこが不自然だという批判もあります。
安楽死という題材を、擁護も批判もせずに扱います。「本人が決める」という一点だけが通されています。
難点は、台詞の硬さと、テンポの緩やかさです。キネマ旬報ベスト・テンでは上位に入りました。
この作品の良さ
- 色彩設計
- 二人の俳優の演技
- 終盤の処理
当サイトの評価
4.1/5.0
「隣の部屋にいてほしい」。友人からの、最後の頼み。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.7 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- ヴェネツィア
- 金獅子賞 2024年
- キネマ旬報
- 外国映画4位 2025年
- IMDb
- 6.7 /10
2024年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞しました。
ペドロ・アルモドバル監督にとって、初の英語による長編作品です。
こんな人におすすめ
- アルモドバル作品が好きな人
- 色彩を味わいたい人
- 重い題材に向き合える人
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