ローズマリーの赤ちゃんROSEMARY'S BABY
洋画1968年ホラー1960年代ポランスキー

ローズマリーの赤ちゃん

血も怪物も出てきません。それでも相当に怖い作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ロマン・ポランスキー
原作
アイラ・レヴィン
出演
ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、ルース・ゴードン
製作国
アメリカ
上映時間
137分
公開
1969年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

ニューヨーク。売れない俳優のガイと妻ローズマリーは、古い高級アパートに越してきます。かつて不吉な事件があった建物です。

隣に住む老夫婦は、異様なほど親切です。ローズマリーは距離を置きたいのですが、夫は彼らと親しくなっていきます。

やがて彼女は妊娠します。しかし体調は悪化する一方で、周囲の勧める医師も食事も、どこかおかしい。相談できる相手は、次々にいなくなっていきます。

ここが見どころ

主観の限定

カメラはほぼ彼女の視点から離れません。観客も彼女と同じだけしか知らされないという設計です。

ルース・ゴードンの隣人

善意の押し売りとしか見えない老婦人。この役でアカデミー助演女優賞を受賞しました。

何も見せない結末

最後まで、決定的なものは画面に映りません。

この映画について:誰も信じてくれない。それがいちばん怖い。

この映画の恐怖は、超自然ではなく「訴えても信じてもらえない」という状況から来ます。妊娠と身体の主導権という主題は、いま観るとより鋭い。

ポランスキーの演出は、日常の描写を丁寧に積み上げて、少しずつずらしていきます。派手な場面はひとつもありません。

難点は137分の長さと、監督をめぐる問題を切り離せないことです。

この作品の良さ

  • 主観を限定した構成
  • 何も見せない恐怖
  • ルース・ゴードンの演技

当サイトの評価

4.3/5.0

誰も信じてくれない。それがいちばん怖い。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美4.4
音楽4.4
演技4.7
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
助演女優賞 ルース・ゴードン
IMDb
8.0 /10
原作
アイラ・レヴィン 1967年

第41回アカデミー賞で助演女優賞を受賞しました。

原作は1967年刊行のアイラ・レヴィンの小説です。

こんな人におすすめ

  • 血の出ないホラーが好きな人
  • 心理的な恐怖を求める人
  • 古典ホラーを追いたい人

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