侍タイムスリッパーA SAMURAI IN TIME
邦画2024年時代劇2020年代コメディ

侍タイムスリッパー

話題の作り方も含めて、近年の邦画では特異な一本です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本・撮影・編集
安田淳一
出演
山口馬木也、冨家ノリマサ、沙倉ゆうの
上映時間
131分
公開
2024年8月

あらすじ(ネタバレなし)

幕末、会津藩士の高坂新左衛門は、任務の最中に落雷を受けて気を失います。目覚めるとそこは、現代の京都・太秦の時代劇撮影所でした。

自分が140年後の世界にいると知った高坂は、行き場を失います。やがて彼は、時代劇の「斬られ役」として生きることを選びます。

ここが見どころ

斬られ役という職業

殺陣の練習、受け身、立ち位置。時代劇を支えてきた裏方の仕事を、正面から描いています。

終盤の立ち合い

本気の真剣勝負を、撮影として行う。虚構と現実が一致するという結末です。

この映画について:幕末の侍が、現代の時代劇の撮影所に落ちてくる。

設定はコメディですが、中身は「衰退する時代劇産業への敬意」です。斬られ役の高齢化、減っていく制作本数。それが具体的に描かれます。

監督が撮影も編集も一人で担当した自主制作作品です。技術的には粗い部分もありますが、それを補う熱があります。

難点は131分という長さと、笑いのテンポが一定でないことです。また展開はかなり素直で、予想を裏切りません。

この作品の良さ

  • 斬られ役という職業を正面から描く
  • 時代劇産業への具体的な視線
  • 自主制作とは思えない完成度

当サイトの評価

4.4/5.0

幕末の侍が、現代の時代劇の撮影所に落ちてくる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.6
映像美4.1
音楽4.2
演技4.6
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

公開
1館から 全国公開まで拡大
IMDb
7.4 /10
製作
自主制作 監督が多くの役割を兼任

都内1館での公開から口コミで拡大し、全国上映にまで至りました。『カメラを止めるな!』以来の自主制作からのヒットとして話題になっています。

こんな人におすすめ

  • 時代劇に興味がある人
  • 自主制作の作品に関心がある人
  • 後味のいい作品を探している人

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