STALKER
ストーカー
極端に遅く、極端に長い作品です。ただ、映像の力は他に代えがたいものがあります。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- アンドレイ・タルコフスキー
- 原作
- ストルガツキー兄弟
- 出演
- アレクサンドル・カイダノフスキー、アナトリー・ソロニーツィン
- 製作国
- ソビエト連邦
- 上映時間
- 162分
- 日本公開
- 1981年
あらすじ(ネタバレなし)
何かが墜落したとされる立入禁止区域「ゾーン」。その最奥の部屋に入れば、心の底からの願いが叶うと言われています。
案内人「ストーカー」は、作家と科学者の二人をゾーンへ導きます。罠だらけとされる区域を、遠回りをしながら進む三人。しかし部屋の前まで来たとき、誰も中に入ろうとしません。
ここが見どころ
色の切り替え
外の世界はセピア、ゾーンの中はカラー。色そのものが場所の意味になっています。
水の描写
浅い水の底に沈む注射器や硬貨を、カメラがゆっくり舐めていく長いカット。この時間の長さが作品の全部です。
この映画について:162分、ほとんど三人が歩いて話しているだけ。
SFの設定を使っていますが、起きることはほとんどありません。三人が歩き、止まり、議論する。それが162分続きます。
扱われているのは、願いが叶うと言われたときに人は何を望むか、そして本当の望みを知るのが怖い、という問いです。
難点は、テンポと長さです。合わない人には確実に苦痛で、私も初見では途中で意識が飛びました。ただ、二度目以降に効いてくる種類の作品です。
この作品の良さ
- 色の切り替えによる場所の設計
- 長回しによる時間の感覚
- 問いの立て方
当サイトの評価
4.7/5.0
162分、ほとんど三人が歩いて話しているだけ。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.5 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.7 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 5.0 |
世間ではどう評価されているか
- IMDb
- 8.1 /10
- 評価
- 最高位 SF映画のベストに挙げる声も
- 影響
- 多数 ゲームや小説にも波及
タルコフスキー監督の代表作とされ、映画史のオールタイムベストにも頻繁に挙がります。作品名の「ストーカー」は、以降ゲームや小説にも影響を与えました。
こんな人におすすめ
- 非常に遅い映画に耐えられる人
- 映像で考える作品が好きな人
- SFの枠を広げたい人
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