EVERYWHEREALL AT ONCE
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
コインランドリーを営む移民女性が、並行世界の自分の能力を借りて戦う。悪ふざけの密度と、母娘の話の真面目さが同居する。
描写と設定への批判もある作品です。それも含めて観てください。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
アイダホ州のアパート。オンラインで文章講座を教えるチャーリーは、カメラを常にオフにしています。体重は272キロあり、部屋からほとんど出られません。
友人で看護師のリズだけが、彼の世話をしています。彼女は入院を勧めますが、彼は保険がないと言って拒みます。
余命が長くないと悟った彼は、8年前に捨てた娘エリーに連絡を取ります。彼女は激しく彼を憎んでいます。
長く第一線から離れていた俳優が、この役でアカデミー主演男優賞を受賞しました。
唯一、彼を対等に扱う人物。助演女優賞にノミネートされました。
正方形に近い画面比が使われ、閉塞感を強めています。
肥満の描写と特殊メイクについては、当事者団体から批判が寄せられました。「見世物にしている」という指摘は無視できません。
一方で、この作品が扱っているのは肥満そのものではなく、「他人を信じたい」という願いです。最後の一行がそれを示します。
難点は上記の批判と、舞台劇の翻案であるため台詞が説明的なことです。
アパートの一室から、カメラはほとんど出ない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.8 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.4 |
第95回アカデミー賞で主演男優賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。
肥満の描写については、当事者団体などから批判が寄せられています。
各サービスで「ザ・ホエール」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。