A STAR IS BORN
洋画2018年ミュージカル2010年代音楽

アリー/スター誕生

話の型は古典的で、驚きはありません。それでも観る価値がある理由を書きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・主演
ブラッドリー・クーパー
出演
レディー・ガガ、サム・エリオット
上映時間
136分
日本公開
2018年12月

あらすじ(ネタバレなし)

人気ロックミュージシャンのジャクソンは、酒と薬に溺れ、聴力も落ち始めています。ある夜、立ち寄ったバーで歌う無名の女性アリーの声に打たれます。

彼に見いだされたアリーはステージに立ち、瞬く間にスターへの階段を上っていきます。しかし彼女が売れていくほど、ジャクソンは自分の居場所を失っていきます。

ここが見どころ

ライブ収録

歌唱場面は口パクではなく、その場で歌ったものが使われています。息切れや音程の揺れがそのまま残っているので、演技と歌が地続きです。

『Shallow』

アリーが初めてステージに引き上げられる場面。躊躇から歌い出すまでの数十秒が、この映画でいちばん強い時間です。

この映画について:歌の場面がすべてライブ収録。だから生々しい。

物語は完全に型どおりで、1937年から繰り返し映画化されてきた筋をなぞります。驚きはないと最初から分かったうえで観る映画です。

それでも成立するのは、歌の説得力によります。特にレディー・ガガの芝居は、歌手だからうまいという水準を超えています。

難点は、後半のテンポが落ちることと、依存症の描写がやや紋切り型なことです。また136分は少し長い。ただ音楽場面の力だけで十分に元は取れます。

この作品の良さ

  • 歌唱のライブ収録による生々しさ
  • レディー・ガガの芝居
  • 『Shallow』の場面の完成度

当サイトの評価

4.3/5.0

歌の場面がすべてライブ収録。だから生々しい。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.4
音楽4.9
演技4.6
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
受賞 歌曲賞
IMDb
7.6 /10
リメイク
4度目 1937年版から数えて

第91回アカデミー賞で歌曲賞(『Shallow』)を受賞しました。1937年、1954年、1976年に続く4度目の映画化で、それぞれの時代の音楽産業を映す作品群になっています。

こんな人におすすめ

  • 音楽映画が好きな人
  • 歌唱の力で持っていかれたい人
  • 型どおりの物語でも構わない人

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