ビフォア・サンセット
前作を観てからのほうが効きますが、これ単体でも十分に成立します。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- リチャード・リンクレイター
- 脚本
- リンクレイター、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
- 出演
- イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 80分
- 公開
- 2004年(日本は2005年)
あらすじ(ネタバレなし)
パリの書店。作家になったジェシーが、自作のサイン会を開いています。その本は、9年前にウィーンで一晩だけ過ごした女性との出来事を書いたものでした。
会場にセリーヌが現れます。二人が半年後に再会する約束をしていたこと、そしてそれが果たされなかったことが、会話の中で少しずつ明かされます。
ジェシーの飛行機の時間まで、あと少し。二人はカフェへ、公園へ、船へ、そして彼女の部屋へと歩いていきます。
ここが見どころ
ほぼリアルタイム
作中の時間と上映時間がほぼ一致します。長回しを多用し、切らずに歩かせることで、会話が途切れない感覚を作っています。
俳優が脚本に参加
二人の俳優が共同脚本にクレジットされています。台詞が本人たちの言葉に近いことが、自然さの理由です。
最後の一言
部屋でニーナ・シモンをかけながらの会話。最後の台詞と暗転のタイミングが、映画史でも屈指のうまさです。
この映画について:9年ぶりに再会した二人が、ただ80分歩いて話すだけ。
9年という時間が、俳優の顔にも脚本にも実際に刻まれています。企画としてこれを実行できたこと自体が、この作品の最大の価値だと思います。
前作の若さは消え、代わりに後悔と諦めの話になっています。それでも湿っぽくならないのは、会話に笑いが混ざり続けるからです。
難点は、会話劇が苦手な人には80分がひたすら退屈なこと。事件は何も起きません。
この作品の良さ
- 会話だけで持たせる構成
- 実際に9年後に撮った企画
- 終わり方のタイミング
当サイトの評価
9年ぶりに再会した二人が、ただ80分歩いて話すだけ。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.8 |
| 映像美 | 4.1 |
| 音楽 | 4.1 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.8 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- ノミネート 脚色賞
- IMDb
- 8.1 /10
- 上映時間
- 80分 ほぼリアルタイム
第77回アカデミー賞で脚色賞にノミネートされました。
三部作の2作目にあたり、2013年には『ビフォア・ミッドナイト』が公開されています。いずれも9年間隔で撮られました。
こんな人におすすめ
- 会話劇が好きな人
- 恋愛映画に事件を求めない人
- 前作を観た人
配信を探す
各サービスで「ビフォア・サンセット」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。