DOLLAR BABY
エターナル・サンシャイン
SFの設定を使っていますが、扱っているのは「別れたあとに残るもの」というごく普通の話です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ミシェル・ゴンドリー
- 脚本
- チャーリー・カウフマン
- 出演
- ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルステン・ダンスト
- 上映時間
- 108分
- 日本公開
- 2005年3月
あらすじ(ネタバレなし)
内気なジョエルは、恋人クレメンタインが自分に関する記憶をすべて消す施術を受けたと知ります。傷ついた彼は、同じ施術を受けることを決めます。
施術は眠っている間に、新しい記憶から順に消されていきます。しかし消去の途中でジョエルは思い直し、消えかけた彼女を連れて、まだ消されていない古い記憶の奥へと逃げ込みます。
ここが見どころ
記憶が崩れる映像
CGに頼らず、照明の切り替えやセットの組み替えで記憶の崩壊を表現しています。手作業の質感が、記憶の頼りなさに合っている。
古い記憶ほど大切
逃げ込む先が、恥ずかしい子ども時代や、どうでもいい日常になっていく。思い出として残っているのは大事件ではないという描き方が誠実です。
この映画について:消えていく記憶の中を、逃げながら思い出す。
設定は奇抜ですが、話は素朴です。別れの原因も、二人の欠点も、極めてありふれている。だからこそ、記憶を消してもまた同じことをするだろう、という結論が効きます。
チャーリー・カウフマンの脚本は複雑に見えて、感情の流れは一本です。時系列が入り組んでいても迷いません。
難点は、中盤の施術スタッフ側の話がやや散らかることでしょうか。また、ジム・キャリーの抑えた芝居は良いのですが、彼のイメージで敬遠する人もいると思います。
この作品の良さ
- 手作業による記憶の崩壊の表現
- 大事件ではない記憶を大切に描く姿勢
- 複雑な構成でも感情の流れが一本
当サイトの評価
消えていく記憶の中を、逃げながら思い出す。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 5.0 |
| 映像美 | 4.7 |
| 音楽 | 4.6 |
| 演技 | 4.8 |
| 余韻 | 4.9 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 受賞 脚本賞
- IMDb
- 8.3 /10
- 評価
- 上昇中 年々評価が上がっている
第77回アカデミー賞で脚本賞を受賞。公開から年を追うごとに評価が上がり、2000年代を代表する恋愛映画として挙げられることが多くなりました。
こんな人におすすめ
- 奇抜な設定の恋愛映画が観たい人
- 別れについて考えたい人
- 手作りの映像表現が好きな人
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