フランシス・ハFRANCES HA
洋画2012年コメディ2010年代ニューヨーク

フランシス・ハ

86分。落ち込んだときに効く映画です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ノア・バームバック
脚本
バームバック、グレタ・ガーウィグ
出演
グレタ・ガーウィグ、ミッキー・サムナー
製作国
アメリカ
上映時間
86分
公開
2014年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

ニューヨーク。27歳のフランシスは、ダンスカンパニーの見習いです。公演に立てる見込みは薄く、収入もほとんどありません。

親友のソフィーとルームシェアをしていましたが、彼女が別の場所に引っ越すことになります。フランシスは行き場を失い、知人の部屋を転々とし始めます。

実家に帰り、母校を訪ね、パリに二日間だけ行き、また戻ってくる。何も好転しないまま、時間だけが過ぎていきます。

ここが見どころ

モノクロの撮影

デジタルで撮った映像をモノクロに仕上げています。ヌーヴェル・ヴァーグへの参照が明確です。

路上を走る場面

デヴィッド・ボウイ『Modern Love』に乗せて街を駆け抜ける一連。理由もなく走ります。

最後の名札

題名の意味が明かされる幕切れ。小さいけれど、これ以上ない着地です。

この映画について:27歳、ダンサー志望、家なし。それでも走る。

この映画は、主人公を成功させません。夢をあきらめる過程を、敗北ではなく調整として描くという手つきが優れています。

グレタ・ガーウィグは共同脚本も担当しており、後に『レディ・バード』で監督業に進みます。この作品はその出発点として重要です。

難点は、主人公が空気を読まない場面が続き、観ていて居心地が悪くなること。ディナーの場面などは、かなり痛い。

この作品の良さ

  • モノクロの画作り
  • 夢の手放し方の描き方
  • 86分という潔さ

当サイトの評価

4.2/5.0

27歳、ダンサー志望、家なし。それでも走る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.4
映像美4.4
音楽4.4
演技4.5
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

受賞
各映画祭 独立系作品として高評価
IMDb
7.4 /10
上映時間
86分

独立系作品として高く評価され、グレタ・ガーウィグの俳優・脚本家としての地位を確立した一本です。

彼女は後に『レディ・バード』(2017年)で単独監督デビューしています。

こんな人におすすめ

  • 短くて元気の出る映画を探している人
  • ニューヨークが舞台の話が好きな人
  • うまくいっていない時期の人

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