THE FRENCH
CONNECTION
洋画1971年犯罪1970年代アメリカ

フレンチ・コネクション

地味な捜査の積み重ねが大半です。派手さを期待すると違いますが、緊張は本物です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ウィリアム・フリードキン
出演
ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ
上映時間
104分
日本公開
1971年10月

あらすじ(ネタバレなし)

ニューヨーク市警の刑事ポパイ・ドイルは、乱暴で執拗な捜査で知られています。相棒のラソーとともに、彼はマルセイユからの大量のヘロイン密輸の気配を掴みます。

尾行、張り込み、盗聴。地道な捜査が延々と続きます。相手はフランスの洗練された密輸組織で、ポパイの荒っぽいやり方はしばしば空回りします。

ここが見どころ

高架下のカーチェイス

高架鉄道を車で追う数分。実際の街路を許可の不十分なまま撮ったと言われる危険な撮影で、以降のカーチェイスの基準になりました。

尾行の長さ

地下鉄での尾行が延々と続きます。捜査の退屈さをそのまま見せることで、緊張が生まれます。

この映画について:刑事が正しくない。それが当時は新しかった。

主人公が明確に嫌な人間です。暴力的で、差別的で、しかも捜査は必ずしもうまくいかない。正義の刑事像を壊した点が、この作品の歴史的な意義です。

撮影は手持ちが多く、ドキュメンタリーのような質感で統一されています。音楽も最小限。

難点は、テンポが遅く、地味な場面が長いことです。またラストの処理は非常にそっけなく、爽快感を求めると外れます。

この作品の良さ

  • 正義の刑事像を壊した主人公造形
  • ドキュメンタリー的な撮影
  • 高架下のカーチェイス

当サイトの評価

4.6/5.0

刑事が正しくない。それが当時は新しかった。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.6
映像美4.8
音楽4.3
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
5冠 作品賞・監督賞・主演男優賞ほか
IMDb
7.7 /10
影響
以降の刑事ものの型に

第44回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞など5部門を受賞しました。実際の事件を基にしており、以降のリアル志向の刑事ものに大きな影響を与えています。

こんな人におすすめ

  • 地味な捜査ものが好きな人
  • 1970年代アメリカ映画に興味がある人
  • カーチェイスの原型を観たい人

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