ゴジラ-1.0
特撮の話が有名ですが、中身は戦争から帰れなかった男の話です。人間ドラマの評価は割れます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本・VFX
- 山崎貴
- 出演
- 神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、吉岡秀隆
- 音楽
- 佐藤直紀(伊福部昭の楽曲を使用)
- 上映時間
- 125分
- 公開
- 2023年11月
あらすじ(ネタバレなし)
太平洋戦争末期。特攻を命じられながら死ねなかった敷島は、整備基地の島で正体不明の巨大生物に遭遇し、攻撃をためらったことで隊員たちを死なせてしまいます。
焼け跡の東京に戻った彼は、身寄りのない女性と赤ん坊と暮らし始め、機雷除去の仕事に就きます。そして数年後、核実験によって巨大化したその生物が、東京湾に現れます。
ここが見どころ
銀座の破壊
白昼の銀座を歩くゴジラ。逃げる群衆の視点から破壊を見せる構成で、規模と恐怖が同時に伝わります。
海上の追跡
小型木造船でゴジラから逃げる場面。予算の制約を逆手に取り、水面すれすれの視点に絞ることで緊張を作っています。
伊福部昭の楽曲
オリジナルのゴジラのテーマが、ここぞという場面で流れます。シリーズの記憶を背負ったうえでの使用です。
この映画について:少ない予算で、アカデミー視覚効果賞を獲った。
特撮の水準は本当に高く、限られた予算でここまでやったことは称賛に値します。破壊の規模ではなく、視点の選び方で怖さを作っているのが上手いところです。
テーマは明快で、「死ねなかった男が、生きて帰ることを選び直す」話です。戦後の日本を舞台にしたことも含めて、主題と設定が一致しています。
一方で、人間ドラマ部分の台詞が説明的で、感情を言葉で言い切ってしまう場面が多い。ここは好みが大きく分かれます。私は特撮の完成度に対して、脚本がやや素朴だと感じました。それでも、この規模で成立させたことの価値は大きいと思います。
この作品の良さ
- 限られた予算での視覚効果の水準
- 視点の選び方で恐怖を作る演出
- 主題と時代設定が一致している
当サイトの評価
少ない予算で、アカデミー視覚効果賞を獲った。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.7 |
| 演技 | 4.3 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 受賞 視覚効果賞
- 国内興行収入
- 約76 億円
- 記録
- 史上初 日本映画で視覚効果賞受賞
第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しました。日本映画がこの部門を受賞したのは史上初で、ハリウッド大作と比べて桁違いに少ない製作費だったことが世界的な話題になりました。
北米でも日本の実写映画としては異例のヒットとなり、シリーズの国際的な認知をさらに広げています。
こんな人におすすめ
- 特撮や視覚効果に興味がある人
- 怪獣映画の定番を押さえたい人
- 『シン・ゴジラ』と比べてみたい人
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