ホテル・ルワンダHOTEL RWANDA
洋画2004年ドラマ2000年代実話

ホテル・ルワンダ

残虐描写は抑えられています。だからこそ、伝わるものがあります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
テリー・ジョージ
出演
ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ
製作国
イギリス・南アフリカ・イタリア
上映時間
122分
公開
2006年1月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1994年、ルワンダ。首都キガリの高級ホテルで支配人を務めるポール・ルセサバギナは、有力者たちとの人脈を保ち、家族と穏やかに暮らしています。

大統領機の撃墜をきっかけに、フツ族によるツチ族への虐殺が始まります。妻がツチ族であるポールの家にも、危険が及びます。

彼はホテルに避難民を受け入れ始めます。賄賂、交渉、はったり。使えるものすべてを使って、彼は建物の中の人々を守ろうとします。

ここが見どころ

見せない演出

虐殺そのものはほとんど画面に映りません。霧の道路で車が何かに乗り上げる場面だけで十分に伝わります。

国際社会の不在

国連軍の大佐が「君たちは黒人ですらない。アフリカ人だ」と吐き捨てる場面。作品が本当に告発している相手がここで示されます。

ドン・チードルの抑制

英雄的に振る舞わず、常に怯えながら交渉を続ける演技です。

この映画について:支配人が、ホテル一軒で1200人を守った。

この映画の要点は、助けたのは軍でも国連でもなく、一人の民間人だったという事実の提示にあります。同時に、なぜ誰も来なかったのかを観客に突きつけます。

日本では当初、劇場公開の予定がありませんでした。有志による署名運動を経て2006年に公開されたという経緯があり、公開のされ方自体が語り継がれています。

なお、モデルとなったルセサバギナ本人の評価については、後年に異論も出ています。作品と実像を分けて考える必要があります。

この作品の良さ

  • 残虐描写に頼らない演出
  • 国際社会への視線
  • ドン・チードルの演技

当サイトの評価

4.3/5.0

支配人が、ホテル一軒で1200人を守った。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.0
音楽4.0
演技4.8
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
3部門 主演男優賞ほかノミネート
IMDb
8.1 /10
日本公開
2006年 署名運動を経て

第77回アカデミー賞で主演男優賞・助演女優賞・脚本賞にノミネートされました。

日本では当初、配給が決まっていませんでしたが、公開を求める署名運動を経て2006年に劇場公開されています。

こんな人におすすめ

  • 実話を基にした作品を観たい人
  • 現代史に関心がある人
  • 過激な描写は避けたい人

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