死刑にいたる病LESSON IN MURDER
死刑にいたる病
阿部サダヲを観る映画です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 白石和彌
- 原作
- 櫛木理宇
- 出演
- 阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、中山美穂
- 上映時間
- 129分
- 公開
- 2022年5月
あらすじ(ネタバレなし)
冴えない大学生の雅也のもとに、一通の手紙が届きます。差出人は榛村大和。地元でパン屋を営んでいた、あの優しかった店主でした。
榛村は連続殺人犯として逮捕され、24件の起訴で死刑判決を受けています。彼は雅也に頼みます。「最後の一件だけは、自分ではない。調べてほしい」。
面会室で対峙するうち、雅也は次第に榛村の言葉に取り込まれていきます。
ここが見どころ
阿部サダヲの演技
穏やかな笑顔のまま、相手の内側に入り込む。この俳優のキャリアでも特筆される役です。
面会室の構図
アクリル板越しの会話が繰り返されます。距離が縮まっていく感覚が、構図で示されます。
承認欲求の描き方
犯人が狙うのは、誰にも認められていない子どもです。手口が心理的である点が現代的です。
この映画について:24件の殺人で死刑判決。獄中の男が、大学生に手紙を送る。
描写は非常に強く、拷問の場面もあります。白石和彌監督の作品としては、暴力の見せ方が直接的なほうです。
サスペンスとしての仕掛けは、終盤にかけてやや後出しが目立ちます。ただ、阿部サダヲの存在感がそれを補っています。
難点は、暴力・拷問描写の強さと、129分の中盤がやや冗長なことです。
この作品の良さ
- 阿部サダヲの演技
- 面会室の構図
- 承認欲求という着眼
当サイトの評価
3.9/5.0
24件の殺人で死刑判決。獄中の男が、大学生に手紙を送る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.8 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 3.9 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.0 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- 櫛木理宇 小説
- 受賞
- 各映画賞 助演男優賞ほか
- IMDb
- 6.7 /10
原作は櫛木理宇の同名小説です。
阿部サダヲは本作でいくつかの映画賞を受賞しました。
こんな人におすすめ
- サイコサスペンスが好きな人
- 強い描写に耐性がある人
- 阿部サダヲの演技を観たい人
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