スポットライトSPOTLIGHT
洋画2015年ドラマ2010年代実話

スポットライト 世紀のスクープ

地味です。それが正しい作り方だと思います。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
トム・マッカーシー
脚本
マッカーシー、ジョシュ・シンガー
出演
マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー
製作国
アメリカ
上映時間
128分
公開
2016年4月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

2001年、ボストン・グローブ紙。新任の編集局長マーティ・バロンが、地元の司祭による児童への性的虐待について、教会の関与を調べるよう指示します。

調査報道チーム「スポットライト」の4人は、被害者への聞き取りと、公開されない裁判記録の追跡を始めます。

調べるほどに、対象は一人の司祭ではなく、数十人規模の問題であることが分かってきます。そして、それを知りながら異動で処理してきた組織の存在も。

ここが見どころ

資料室の作業

教区年鑑を一冊ずつ照合し、異動の記録から人数を割り出す。地味な作業だけで緊張を作ります。

台詞の抑制

誰も演説をしません。正義を語る場面がほぼないことが、この映画の品格です。

終盤の電話

記事が出たあと、鳴り続ける電話。数字を出さずに規模を示します。

この映画について:地方紙の記者4人が、教会の組織的隠蔽を暴く。

この映画が優れているのは、記者たちも同じ街の住人であり、長年見過ごしてきた側でもあると描く点です。ヒーロー譚になっていません。

実在の記者たちが撮影に協力し、手順の再現に力が注がれています。取材とは何かを知るうえで、教材としても機能します。

難点は、劇的な起伏がないこと。派手さを期待すると退屈です。

この作品の良さ

  • 取材手順の再現
  • 正義を語らない抑制
  • 自分たちも共犯だと描く姿勢

当サイトの評価

4.4/5.0

地方紙の記者4人が、教会の組織的隠蔽を暴く。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.6
映像美3.9
音楽3.9
演技4.7
余韻4.5

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
2部門 作品賞・脚本賞
IMDb
8.1 /10
題材
実際の報道 2003年ピュリツァー賞

第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞しました。

基になった一連の報道は、2003年のピュリツァー賞(公益部門)を受賞しています。

こんな人におすすめ

  • ジャーナリズムに関心がある人
  • 地味でも中身のある映画が好きな人
  • 実話ものを観たい人

配信を探す

各サービスで「スポットライト 世紀のスクープ」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。