SPIDER-VERSE
グリーンブックGREEN BOOK
グリーンブック
よくできた娯楽作です。同時に、批判の理由も理解しておくべき作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ピーター・ファレリー
- 出演
- ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 130分
- 公開
- 2019年3月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
1962年、ニューヨーク。ナイトクラブの用心棒トニー・リップは、店の改装で職を失います。彼は口が達者で、暴力にも慣れています。
そこへ、著名な黒人ピアニスト、ドン・シャーリーの南部演奏旅行に運転手として同行する話が舞い込みます。
二人が持って行くのは「グリーンブック」。黒人が安全に泊まれる宿を記した実在の旅行案内書です。旅は南へ進むほど厳しくなっていきます。
ここが見どころ
二人の会話
教養と粗野、階級と人種がねじれた関係。会話のテンポが非常に良く、130分を退屈させません。
フライドチキンの場面
偏見と善意が同時に出てくる一連。笑いながら居心地が悪くなる作りです。
マハーシャラ・アリの佇まい
孤立を体で示す演技。この役でアカデミー助演男優賞を受賞しました。
この映画について:黒人ピアニストと、白人の用心棒。差別の残る南部を車で回る。
娯楽映画としての完成度は高い。一方で、白人側の視点から差別を描き、白人が変化することで解決とする構造への批判は強くありました。
また、ドン・シャーリーの遺族が「二人は友人ではなかった」「家族に取材がなかった」と公に述べています。実話ものとしての扱いには注意が要ります。
評価を保留する必要のある作品ですが、観たうえで議論する価値はあると思います。
この作品の良さ
- 会話のテンポ
- 俳優二人の相性
- 娯楽作としての完成度
当サイトの評価
4.1/5.0
黒人ピアニストと、白人の用心棒。差別の残る南部を車で回る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 4.3 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 3部門 作品賞・助演男優賞・脚本賞
- IMDb
- 8.2 /10
- 議論
- 描き方 遺族からの異議
第91回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞を受賞しました。
受賞後、ドン・シャーリーの遺族が事実関係について異議を表明し、作品の描き方をめぐって議論が起きました。
こんな人におすすめ
- ロードムービーが好きな人
- 議論を呼んだ作品を観たい人
- 娯楽作として楽しみたい人
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